最近はスポーツタイプの自転車で通勤・通学する人が増えてきました。
スピードもかなり出ます、車道を走らなければいけない道もあり、道路上の危険から自分を守るためにも、ヘルメットは必要です。
今日のレッスン
ロードバイクくらいのスピードが出なくてもヘルメットは必要?
ヘルメットは身を守ってくれるものだから、やっぱり必要だね!
ヘルメットをつけていないと法律違反なの?
小さいころに親や学校から「ヘルメットはきちんとかぶりなさい」と言われました。
そう言われるということは、法律で決められているからって思っている人も多いはずです。
本当に法律で決められているのかを確認してみます。
「法律」「条例」の違いを深く考える必要はありません。法律と考えておけばいいです。
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
道路交通法(第63条の11)
自転車利用者は、反射材、乗車用ヘルメットその他の交通事故を防止し、又は交通事故の被害を軽減する器具を利用するよう努めるものとする。
東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(第19条)
「努めなければならない」とはどういう意味なの?
努めなければならないっていうのは努力義務だよ!
努力義務というのはあくまでも「努力しなさい」ということです。
だから「しなかったら違反、できなかったら違反」ということではありません。
結論を言ってしまうと、ヘルメットをかぶっていなくても法律違反にはなりません。
ヘルメットの価格帯について
やっぱりヘルメットは高いの?
値段はいろいろあるけど、意外とそんなに高くないよ!
ヘルメットは使用目的だとか性能によって値段は広く設定されています。
OGK KABUTOというブランドのエントリーモデルRECTは7,000円くらいで買えます。
高すぎず、安すぎず、ビギナーとしては買いやすいヘルメットもたくさんあります。

たった数千円で自分の身を守ることができるかもしれないと考えたら、やっぱり付けるべきです。
子ども向けのヘルメットだとNUVOLEというブランドも有名です。
安いから、質が悪いとは言えず、きちんと安全規格も満たしているヘルメットになります。
がっつりレース向けのヘルメットは値段もぜんぜん違いますが、通勤・通学であれば必要ありません。
ヘルメットの安全規格について
安全規格がいろいろあって分かりにくいよね?
規格について調べてみたから参考にしてみてね!
- SG(一般財団法人製品安全協会)
- JCF公認・JCF承認(日本自転車競技連盟)
- CE
- CPSC(アメリカ合衆国消費者製品安全委員会)
- SNELL(スネル記念財団)
- ASTM(ASTMインターナショナル)
こんなにたくさんあると、どの規格を選んだらいいか分からなくなります。
今回はクロスバイクに乗るときのヘルメットなので、スポーツ自転車ということでJCFの規格を選ぶことをオススメします。
【まとめ】やっぱりヘルメットは必ず着けるべき
クロスバイクとはいっても、漕げば時速30km/hくらいかんたんに出すことができます。
穏やかなポタリングを楽しむコンセプトのCalamita ciaoでも、それなりの最高速度なので、やっぱりヘルメットをかぶらないのは危険行為です。
ちょっとしたことで大事故にもつながる危険性があることを忘れずに!
この規格だから安心ということはないので、1つの目安にして選ぶといいです。
高いヘルメットを何年も使い続けるより、それなりのヘルメットを定期的に買い替えた方が安全性は高いと言われることも覚えておくべき知識です。
ヘルメットの着用は努力義務です。通勤で使うのは恥ずかしいかもしれませんが、やはり安全面では必要です。