育児の都合もあって、もともと僕が通勤目的で使っていたプリウスαを家庭用として使うことになりました。通勤が主な目的ですので、維持費の安い軽自動車を候補にしました。
軽自動車は比較的、安く手に入りがち。そのなかでも「ミライース」群を抜いて安かったです。
実際にミライースに乗っている僕が感じていることをお伝えします。
本記事の内容
- ミライースのいいところ
- ミライースのちょっと気に入らないところ
- ミライースは買うべき?買わないべき?
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は運転歴20年を越えるドライバーです。
過去の愛車は軽バンからスポーツタイプまで幅広く、趣味はモータースポーツです。
観るだけではなく、自分でハンドルを握るのも大好きです。一時期は鈴鹿サーキットを中心にレーシングカートのレースに参戦していたこともあります。
本日はいろいろな車に乗ってきた立場からダイハツのミライースについて紹介します。
ミライースってこんな車
ミライースの一般的なイメージとして、一番に挙げられるのはやはり「車体価格の安さ」に尽きます。
良くも悪くも、「安っぽい車」に映ってしまうのかもしれません。ミライースは会社の営業車としても多く使われていることからも、そんなイメージが定着しているのかもしれません。
・車の装備は全然充実していない
・高齢者のマイカーや、会社の車として使われているのをよく見かける
・全体的に安っぽさが隠せない
・ハイトールワゴンの車と違って使い勝手が良くなさそう
価格の安さは車の装備だけでなく、いろいろなところに顔を出しています。
まず、装備は基本的に必要最低限のものしか付いていません。余分なものは気持ちいいくらい削ぎ落とされています。
運転席に座っていると、「あ、これがあったらもう少し便利なのに」と思うことも多いですが、そこは価格なりのものとして切り捨てるべきです。
ミライースのいいところ
ミライースの長所の最大ポイントは「車重の軽さ」にあります。
車重が軽いことによるメリットはたくさんありますが、そのなかでも走行性能面における恩恵が一番大きいです。
●フットワークの軽さ
●排気量に見合ったスムーズな加速
●制動力の良さ
次点は、値段の割には安全装備がかなり充実しているところです。(名称はすべてダイハツの公式サイトより引用)
●衝突回避支援ブレーキ機能
●車線逸脱警報機能
●誤発進抑制制御機能
●先行車発進お知らせ機能
●オートハイビーム
ミライースよりも車体価格が高くても、これらの安全機能が付いていない車はたくさんあります。
安全面を考えた場合は秀逸だと言えます。
意外とシートのホールド性は高いです。
軽自動車のスピードレンジであることを考えれば十分なホールド力です。
ミライースのちょっと気に入らないところ
ミライースの気に入らないところを挙げるとすれば車内装備のプアさです。
●キーを差し込むところにライトがないので夜間のエンジン始動に手間取る
●いまだにスマートキーが導入されていない(キーレスキー)
運転席回りに物を置きたくても、少し大きなものだと置くことができません。助手席前にあるスペースを活用することになります。
同乗者がいなければ助手席が使えますが、いる場合はリアシートやトランクスペースしかありません。
でも、財布1つ分くらいの厚みしかありません。
運転席と助手席の間のフロアにちょっとしたスペースはありますが、僕はティッシュを置いていますので他のものを置くスペースはありません。
スペースも、サイドの高さも中途半端なので、物を選ぶ必要があります。
ドアポケットは気休め程度の物置きスペース、置くことができるのはスマートフォンくらいしか思い当たりません。
足元のドアポケットはエコバック程度でしょうか。
そして足元は配線があからさまに見えます。
奥行きがないため、余計に見えるのだと思います。そしてボンネットオープナーには古さを感じざるを得ません。
取り付け場所は残っているので、おそらくオプション装備なのだろうと思いますが、リアシートには手をかけるところがありません。
ミライース(LA350S)のグレード
ミライースのグレードごとの主要装備は次のとおりです。
グレード | 希望小売価格(最低価格) | タイヤ | ヘッドライト | ミラー | エアコン |
G SAⅢ | 123.2万円 | 14インチ | LED | オート | オート |
X SAⅢ | 110.2万円 | 14インチ | LED | オート | マニュアル |
L SAⅢ | 95.9万円 | 13インチ | ハロゲン | 手動 | マニュアル |
L | 89.3万円 | 13インチ | ハロゲン | 手動 | マニュアル |
B SAⅢ | 92.6万円 | 13インチ | ハロゲン | 手動 | マニュアル |
B | 86.2万円 | 13インチ | ハロゲン | 手動 | マニュアル |
ヘッドライトがハロゲンだったり、ミラーやエアコンがオートでないのはコスト削減の結果だと思われます。
ここに関しては気にする人、気にしない人、分かれるかもしれません。
僕はエアコンよりもミラーがオートでない方が気になったりもしますが、よくよく考えてみるとそんなに調整する機会は多くないはずです。
【本記事のまとめ】ミライースはいまいちな点もあるがコスパに優れたお買い得な車
本日はミライース(LA350S)について記事を書かせていただきました。
どんな車にも、長所・短所は少なからずあるもの。それはミライースも同様です。
とくに短所はどこかで割り切る必要があります。
ここでもう一度ミライースのおもな長所・短所を振り返ってみます。
長所 | 短所 |
車重が軽い(軽自動車の中でもトップクラス) | 物を置けるスペースがほとんどない |
値段の割には安全装備がかなり充実 | スマートキーではない |
シートのホールド性が高い | 手動やマニュアルで操作するところが多い |
燃費や安全装備などを考えると、とても家計に優しい車だと言えます。
コスパはとても高く、お買い得な車と言えます。
通勤・通学、買い物、レジャーなど人それぞれ使う目的は違いますが、どの目的でも使い勝手は結構いいです。
そのなかでも、とくに通勤・通学をメインに使う方にはぴったりの一台ではないでしょうか。
ふだん使いということを考えると、とてもコスパに優れたいい車ではないでしょうか?個人的にはオススメです。