日本国内で車の公式競技会に出場しようと思うと必要になってくるのが、JAFが発給する「競技ライセンス」。
競技ライセンスには区分がいくつかありますが、本日は「四輪」と「カート」についての記事になります。
本日の雑談
競技ライセンスはそれぞれ別個のものと考えるべきでしょうか?
実はある程度、共通項があったりするのです。
便利な部分もあるんですよ!
競技ライセンスについて(ドライバー)
まずはJAFの競技ライセンスについて説明をさせていただきます。(二輪を除きます。)
タイヤが4つ付いている車両のライセンスとしては、四輪自動車競技用ライセンスとカート競技用ライセンスがあります。
JAF四輪ライセンス
JAF四輪ライセンスはかなり種類が多いです。
ライセンスの種類 | 代表的なレース・競技 |
スーパーライセンス | F1世界選手権 |
国際Aライセンス | スーパーライセンス取得のためのライセンス |
国際Bライセンス | WEC・スーパーフォーミュラ・スーパーGT |
国際C-Cライセンス | 上記以外の国際格式のレース |
国際C-Rライセンス | WRC・APRC・ダカールラリー |
国際ドラッグレースライセンス | 国際のドラッグレース |
国際ソーラーカーライセンス | ソーラーカーレース鈴鹿 |
国内Aライセンス | レースに出るために必要 |
国内Bライセンス | ラリー・ジムカーナ・トライアルなど |
JAFカートライセンス
カートライセンスも意外と種類があります。
ライセンスの種類 | 代表的なレース・競技 |
国際Eライセンス | 国際規格のカートレース |
国際Fライセンス | シニアカテゴリーの国際レース |
国際Gライセンス | ジュニアカテゴリーの国際レース |
国内Aライセンス | 国内のほとんどのレース(15歳以上) |
ジュニアAライセンス | 12~14歳のドライバーが取得可能 |
国内Bライセンス | 15歳以上のドライバーが取得可能 |
ジュニアBライセンス | 小学生ドライバ―が取得可能 |
僕は現在、JAFカートライセンスの国内Aを所持しています。
今から10年くらい前にはJAF四輪の国内Aライセンスを持っていましたが、レーシングカートにしか乗らなくなったこともあり更新をしませんでした。
かんたんに言ってしまえば、四輪国内Aライセンスは失効したということになります。
四輪ライセンスを再取得の方法
とある大会(サーキットトライアル)に出場するために、四輪ライセンスを取得する必要が出てきてしまったのです。
エントリーするクラスによっては、ライセンスなしでも出場は可能ですが、僕がエントリーを考えるクラスでは国内Bライセンスが必要でした。
はじめて四輪の国内Bライセンスを取得した時は、とある会場で講義を受けました。
今回も受けに行く必要があるのでしょうか?
それは区分にもよりますよ!
持っているライセンスの種類によっては、申請だけでOKという場合もあるのです。
それがライセンスの相互発給という制度です。
今回の僕の例だと、カート国内Aライセンスを持っているので四輪国内Bは申請だけで取得が可能なのです。もちろん、新しいライセンスの申請料は別途必要になります。
毎年、年末にJAFスポーツに挟んで送られてくる申請書も記入する必要があります。
この2つの申請書と、ライセンスの発行料を各都道府県の支部・エリア本部に現金書留で郵送するか、直接持参すれば手続きは完了となります。
なお、ライセンスの発行料は1月でも12月でも変わりませんので早い時期に申請した方が、なんとなくお得感が増すものです。
仮ライセンス
申請が受理されると仮ライセンスが送られてきます。
「仮」と付いているくらいですので、正式なカードタイプのライセンスが届いた段階で失効となります。また使用できる期間も有限です。
ライセンスが必要となるような大会に出場の際は、健康管理カードをきちんと持参するようにしましょう。
【本記事のまとめ】JAFライセンスの相互発給制度を上手く活用して競技を楽しんでみるのも良し
JAF四輪ライセンスとJAFカートライセンスは、相互発給の幅が広いです。
銀行振込や引落での支払いができない点だけが手間ですが、そこさえクリアになれば書類申請だけで新しいライセンスが取得できます。
ぜひ、活用してみてください。
自分が出たことのないカテゴリーに出てみるのも楽しいものです。