マイカーを使ったサーキットでのスポーツ走行はとにかく敷居が高い!そんなふうに感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
実際に、僕自身もそのように感じていた人のなかの1人です。
僕自身は、今から10年以上前にマイカーでサーキットのスポーツ走行を経験したことが何度かあります。
そこから1度離れて、レーシングカートで競技をするようになり、たまたまマイカーでサーキット走行をする機会を得たので楽しんできました。
実際にミライースで走行してきましたのでお伝えします。
結論から言えば、十分楽しめます!
本記事の内容
- サーキット走行の敷居が高く感じる理由
- サーキット走行の注意点
- サーキット走行を楽しむために必要なこと
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は運転歴20年を越えるドライバーです。
過去の愛車は軽バンからスポーツタイプまで幅広く、趣味はモータースポーツです。
観るだけではなく、自分でハンドルを握るのも大好きです。一時期は鈴鹿サーキットを中心にレーシングカートのレースに参戦していたこともあります。
本日は実際にオートマの軽自動車でサーキット走行をしてきた立場から記事を書かせていただきます。
サーキット走行はなぜ敷居が高い?
サーキット走行をしたことのない人も、少し走行したことのある人も共通して持っているイメージがあります。
・マイカーで走ると車が傷んでしまう、壊れてしまうのが怖い
・チューニングしていないマイカーでは好タイムが出せず、楽しくない
・わざわざサーキットのライセンスを取るのが大変そう
・周りはコテコテにいじっている人の車ばかりでノーマル車では行きづらい
・たしかに楽しいとは思うけど、仲間がいないと行きづらい
・サーキットのルールにいまいち自信がない
今回は代表的なものだと思われるものを並べてみました。
これらのイメージからすると、サーキットは「ある程度の腕前を持った人たちがチューニングした車で走行を楽しむところ」となります。
いろいろな経験をしてきた僕からすると、このイメージは実はあながち間違いではなかったりします。
でも、大切なのは自分自身も他者も安全に走行を楽しむことです。
最初から上手な人なんていません。サーキットのルールだけではなく、
ポイントを抑えたチューニングでまずは楽しむことが大切です。
サーキット走行に対する準備
マイカーでサーキット走行をする場合、車にかかる負担やリスクがあるのは事実です。
・足回りやタイヤそのものに対する負担
・補機類に対する思わぬ負担
・車体やフレームに対する負担
・クラッシュのリスク
こういったことが挙げられます。
年式が古かったり、走行距離が多いほど、故障のリスクが高いのと同じような感覚です。
パーツの交換やメンテナンスをしっかり行うことで、故障のリスクは低減できます。
ドライバ―が無理をし過ぎない、きちんと周囲の状況を見ながら走ることでクラッシュや不意なクラッシュのリスクを低減できます。
愛車に対しては最低限のメンテナンスを行っておきましょう。
- エンジンオイル交換
- 冷却水や冷却パーツの確認
- スポーツ走行に適したブレーキパッドの交換
- ブレーキフルードの確認
- スポーツ走行に適したタイヤの装着
- タイヤの状況確認
- タイヤのナットの増し締め
ミライースでサーキットを走ってみた
今回は通勤や日常レジャーでも使用するダイハツのミライースでスポーツ走行をしてきました。
三重県鈴鹿市にある「モーターランド鈴鹿」です。
先ほど、1人でサーキットまで走りに行くことへの敷居が高いといった初心者のイメージが挙げられました。
それはある程度の経験を積んでいたとしても少なからずあるものです。
✅サーキットへ行くと仲間と一緒に走りに来ている人が多い
✅走行中にトラブルが起きてしまった場合に1人だと対処できないことが多い
✅車のセッティングや走行に対するアドバイスが得られにくい
といった理由によるものです。
今回、たまたま初心者歓迎の走行練習会が開催されることもあり、いい機会だと思い便乗しました。
「練習会」と謳っているイベントだけあって、敷居は低いと感じる部分がありました。
走行のために集まった車両はすべて軽自動車。イベント当日は単独での参加でした。
チューニングの度合いは人それぞれでしたが、エンジンパワーはそれほど大差なく、ストレートスピードも現れていました。
また、自己申告ながらも「初級」「中級」「上級」の3つにクラス分けをして、20分のセッションでの走行でした。
僕自身は、NAVICが主催する走行会に参加したことがなかったことに加え、モーターランド鈴鹿の走行も初でしたので、初心者クラスに振り分けられました。
車を壊さない走りに徹した1日
車は通勤など、ふだん使いもしている車両。
ぶつけてしまうといろんな部分に影響が出てしまうことから、無理せずに、クラッシュしない走りに徹しました。
コースオフしてしまったり、コースバリアに突っ込んだりするだけではなく、周囲を見ていないことから起こる他車とのクラッシュにも十分気を付けました。
また、タイヤナットの確認など簡易チェックがトラブルに繋がってしまうことにも気を付けました。
今回サーキット走行に使用したミライースはノーマル車両です。
・エンジン、足回り、吸排気系などはすべてノーマル、内装は外していません
・ブレーキパッド(DIXCEL エクストラスピード)
・タイヤ(GOODYEAR REVSPEC RS-02)
・タイヤサイズ(165/55R14)
【本記事のまとめ】オートマの軽自動車でもサーキットを楽しむことは十分可能
ミライースのようなオートマ軽自動車でもサーキットを楽しむことは十分可能でした。
サーキット走行に対して必要なメンテナンスをしっかり行っていけばノーマル車両でも十分楽しめます。
ただ、楽しむところからタイムを出す走りを求めるようになるとまた一歩違ったスタンスで臨まなければなりません。
1人で行くことに抵抗感があるようであれば、初心者向けの走行会に参加すればよいでしょう。
なにかあったときに連絡すべきところをきちんと抑えておくようにしましょう。
オートマ車であっても、軽自動車であってもサーキットは楽しめます。
どんな車でも気を付けることはたくさんありますので、まずは安全に楽しみましょう。