モータースポーツ観戦の際にコース上のあちこちで見かけることになる「フラッグ」の種類はたくさんあります。
実際にコースを走っているドライバーがフラッグの意味を理解しておくことは当たり前のことです。とはいえ、観戦する場合でもフラッグの意味を知っておくことで楽しさが増すものです。
本日の雑談
サーキットで楽しむためにもフラッグの意味は理解しておくべきですよね?
本当にそう思う!走るときも観るときも役立つよね。
まずは基本的なフラッグの意味から理解すべき
いきなりすべてのフラッグを暗記するのは大変です。
もちろん、本格的にサーキット走行をすることを考えている場合はしっかり覚えておかないと、自分自身も周囲のドライバーも困ってしまいます。
まずは基礎的なフラッグの意味から覚えていきましょう。
中でも大切なフラッグは次のとおりです。
日本国旗(日章旗)
日本国旗はレーススタートの合図です。オブザーベーションポストで振られます。
チェッカーフラッグ
チェッカーフラッグはレース(セッション)終了の合図です。オブザーベーションポストで振られます。
黒旗(ブラックフラッグ)
黒旗は失格の車両に対して提示されます。振られるのではなく、不動表示です。一般的には、前の周でオレンジボール旗が提示され、それでもピットインしない場合に黒旗に変わります。
ゼッケンナンバーと一緒に提示されます。
黒白旗
スポーツマン精神に反する行為をしたドライバ―に対して、ゼッケンナンバーとともに提示されます。
黄旗(イエローフラッグ)
コース上に危険が存在するときに、現場手前のポストで振られます。イエローフラッグからグリーンフラッグの間は黄旗区間とされパッシングは禁止です。
赤旗(レッドフラッグ)
振られた段階でセッションは中断となります。天候の変化や、クラッシュなどのアクシデントが起き、運営側がセッション継続が無理だと判断したときに振られます。
緑旗(グリーンフラッグ)
コースクリアを意味します。先ほど出てきたイエローフラッグとセットでの提示になります。緑旗以降はアクセル全開でパッシングも可能です。
青旗(ブルーフラッグ)
青旗は後方から速い車が迫ってきているときに振られます。決勝では周回遅れにされそうな車両に対して振られます。振られたドライバーは基本的にはアウト側を走行して速い車を先に行かせなければなりません。
【本記事のまとめ】フラッグの意味を理解しておくことでレース観戦の楽しさは増す
サーキットを実際に走るときは旗の意味を理解しておく必要があります。
レースに出るとなれば、きちんと理解しておかないとペナルティを受ける可能性が高まってしまいます。
仮にレース観戦だけであっても、フラッグの意味を理解しておくことでルールが理解できるので楽しさは増すもの。
もういちど簡単に復習です。
フラッグ | 意味 | フラッグ | 意味 |
日本国旗 | レーススタート | チェッカー | セッション終了 |
黒 | 失格 | 黒白 | アンフェア |
黄 | 追越禁止 | 赤 | セッション中断 |
緑 | コースクリア | 青 | 周回遅れ |
今回のフラッグはあくまでも基本的なものだけを表記しました。
カテゴリーによって使われるフラッグが異なったり、サーキットによってローカルルール的なものがあったりしますので、注意が必要です。
フラッグの意味自体はぜんぜん難しくありません。
何度も見ていれば自然と頭に入りますので、楽しく覚えていくと良いでしょう。
意味を覚えればレースを見る楽しさが増しますよ!
ほかにもありますので余裕のある方はぜひ!